「セイヤッ、セイヤッ」と
威勢よく掛け声があがるのは、神社の境内。
「若松神社」の神主さんは平成19年、一時はなくなってしまった
「神輿担ぎ」を約50年ぶりに復活させました。
担ぎ手の中心メンバーは、地元の「若衆会」の人たち。
神輿担ぎについてとことん学ぼうと、神主さんとともに、
大阪・京都の神社に出向き、見よう見まねで一から勉強。
今では他の神社のお祭りに、助っ人を頼まれるほどの腕前に。
何百キロもある神輿は、
全員が心をひとつにしないとうまく担げません。
その一体感がクセになり、神輿や地域への想いも高まる一方。
彼らの勢いが、まちの活気までも担ぎ上げています。

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沢ノ町駅から少し離れた場所に住吉行宮跡があります。こちらは、南北朝時代の後村上天皇の行宮(旅先に設ける仮宮)のひとつだそうです。1352年行宮とされ、その後南朝方による京奪還のための拠点となりました。
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平成22年、住吉区役所・区民ホール・図書館・沢之町公園の完成記念に「楷(かい)の木」が植樹されました。「楷の木」は、中国の孔子に由来する木で、中国隋の時代から清の時代までの「科挙 (かきょ)」の合格祈願木と言われました。岡山県備前市の閑谷学校の楷の木の種子から育てられた木を譲り受け、今ではすくすくと育ち、住吉区民のシンボルになっています。
沢ノ町駅では、止止呂支比賣命神社(トドロキヒメミコトジンジャ)にお邪魔して、神輿かつぎを復活させた秋祭りの様子を撮影させてもらうことに。法被姿の若衆会の方々は、とても勇ましくてカッコいい!全体をまとめるようにリーダーがこまめに声がけをして、辛そうな人がいればかつぎ手を交替するなど、神輿かつぎは、まさにチームプレー。そんな秋祭りの活気や迫力を今回のポスターに収める事ができました。
